Q 自己紹介をお願いします。
A 立体アニメーションの宮澤真理です。日本大学芸術学部を卒業後、 コンピュータゲームのグラフィックデザイン、 CG制作をしていました。10年ほど前からは、 食品を使ったアート作品に取り組んでいます。
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Q 作品を作ったきっかけは?
A 今までお弁当やオードブルなどの形態で食品を使ったアート作品 を発表して来ました。それらの作品は、 いわば私の作品世界のスチール写真で、 その世界の魅力をもっと伝えるために動画として作りあげてみたく なったのです。
Q 手法と作品の制作プロセスは?
A 舞台と人形などはできるだけ食品を使って作り、 それをコマ撮りしています。
Q 作品の見所について教えてください。
A シズルを感ずるアニメーションがテーマです。
Q 制作で苦労した点は?
A 食品故に、変色や変形が早いということがあり、 途中で何度も作り直して撮影するのが大変でした。また、 加工しすぎて素材が食品であることがわからなくならないように気 をつけました。
Q 影響を受けた作品は何ですか?
A ラウエンシュテイン兄弟のバランスとスタニスラフ・ ソーコロフのアンダーグランド。
Q あなたにとってアニメーションとは?
A 今まで研究してきた食品を使ったアート作品の現段階での最終形 です。
Q あなたの今後の”Sail”について教えて下さい。
A 食は、生命維持のために必要な根源的、 本能的なものであると同時にもっとも古くからある文化でもあると 思います。そしてそれは、属人的である一方で、 家族や地域にも広がる普遍性を持つものでもあります。 そうした食に対するさまさまな思いを呼び覚まし、自らのこと、 家族のこと、 地域のことなどに思いを致すようなアニメーションを作りたいです 。
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