2013年2月24日日曜日

学生紹介:川口恵里(修了生)



Q 自己紹介をお願いします。
A 川口恵里です。多摩美術大学のグラフィックデザイン学科を卒業してきました。学部では主にイラストレーションを描いていました。

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Q 作品を作ったきっかけは?
A きっかけはいろいろ重なり過ぎて、どこが始まりか忘れましたが、山を前に露天風呂に浸かっているときの素肌にあたる外気や風と、お湯に浮いてるときの人間を忘れ、ただの肉と化してる状況が好きで、それを表現したいと思い、つくりました。温泉もお湯も作中には全く出てきませんが。


Q 手法と作品の制作プロセスは?
A ガラス板を3枚重ねた線画台で使った、立体のアニメーションです。ストッキングに鉛板(骨)と綿を詰めたものをテーピングで止めながら、アニメートしていました。


Q 作品の見所について教えてください。
A 部活動中の休憩時間を過ごしている作品です。雲が流れつづけ、肉がただ転がっているだけです。与えられた時間をどう使うかは自由ですが、自由なはずなのに、次すべき事や段取りを考えたり、特に興味を待てない会話に相づちを打っていたり、あんまり休めない事も多々あります。たまには完全に一人になりたい時もあるかと思います。そんな時間に浸って頂けたら良いなと思います。


Q 制作で苦労した点は?
A 作品中に登場する肉たちの容姿や動かし方が定まるまでにすごく時間がかかったこと。


Q 影響を受けた作品は何ですか?
A 和田淳さん、ドラえもん、エルネスト・ネト(Ernesto Neto)、石田徹也さん。


Q あなたにとってアニメーションとは?
A 体験したい空間と時間を再現できるもの。誰かに、すごく丁寧に話をきいてもらう事、または誰かの話をこっそり聞く事。


Q あなたの今後の”Sail”について教えて下さい。
A 締め切りが無くなったらずっといじってしまうので、きっと集中もできないので締め切りを探しながらアニメーションを作り続けて行こうと思います。あとはイラストレーションのお仕事を探しに行きます。







川口恵里さんの作品「底なしウインナープログラム「第四期生修了作品」にて上映いたします。プログラム「第四期生修了作品」は、3/8から三日間、横浜の馬車道校舎、3/16から七日間、渋谷のユーロスペースで上映となっています。

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